December 30, 2024
人それぞれが違った価値感を持っています。生まれ育った環境や受けた教育などによって、個人の人格が形成され、そこから様々な価値判断がなされます。同じ家族内でも価値観は異なることが多いでしょう。ものの基本に置かれることが多いお金に対する考え方にも個人差があるようです。一人一人がどのような人生を歩んできたかによって、別々の考え方があるはずです。
貧しい家庭に育ったから、あるいは裕福な家族の一員だから、という一律の見方ではなく、あくまで個人の背負っている人生が金銭感覚を醸成するといって間違いないように感じます。お金に対して、きれいだとか汚いと評価されることがあります。経済を動かす基本に貨幣が存在する以上、個人の生活においてもすべての基本にあるといえます。しかし、それ以上でもそれ以下でもないという考え方をした方が、案外自然に生きていけるのかもしれません。あまりにお金に執着しすぎると、自分の望む道から外れてしまいがちです。
浮利を追わず、という言葉があります。商売人の心得といわれていますが、まっとうな働きに対する正当な利益でない「あぶく銭の利益」を追ってはならない。しっかり働いた正当な利益のみを追え、というビジネス上の教訓です。大金を掴んで、豪勢な生活を楽しみたいと考えている人がいるかもしれませんが、そのために浮利を追うことは止めたほうがいいのではないでしょうか。しっかりと働き、正当な報酬を得るのが、正しい働き方だといえます
。たとえ少ない金額でも、毎月きちっと収入がある生活を送ることが、すべての基本だといえます。お金の上下は関係なく、額に汗して稼いだお金には、それだけの価値があるのではないでしょうか。誰かの役に立っているという実感がモチベーションに繋がり、実力に繋がり結果になりその人に必要なだけのお金が入ってくる、という考え方もできます。人生を豊かにするのはお金ではなく、自分自身の気持ち次第なのだと感じます。
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